イタリア旅行(16)イタリア旅行(16) -2002.11.22- <六日目>昨日は最後のトレヴィの泉で雨が降り出したが、今日 のお天気は大丈夫のようだ。 午前中はフリーである。 07:30朝食後、午前中の行き先を検討する。 昨日システィーナ礼拝堂は見学したが、サン・ピエトロ 大聖堂はまだ見ていない。 そこへ行こうと衆議一決 (といっても家内と二人だけだが)する。 立派なホテ ルだが、残念ながら地下鉄駅に遠い。 フロントでタクシーを頼む。 同じグループのご夫婦が 同乗を依頼される。 勿論OKである。 5分くらい待た されたがタクシーがやって来た。 ガイドブックで目的 地を指させば、すぐスタートする。 09:10頃である。 少し渋滞した所もあったが、25分後にはサン・ピエト ロ広場前に着いた。 割り勘ですんだのは有り難か った。 サン・ピエトロ広場 バロックの巨匠ベルニーニが設計した「世界一の 広場」として名高く、1667年に完成した。 広場 は284本のドーリア式円柱が並ぶ回廊で囲まれ、 中央にはエジプトのオベリスクが立つ。 これは、 紀元後37年に古代エジプト都市へリオポリスよ り運ばれてきたもので、後世の地震で唯一倒れ なかった。 高さは25mある。 クリスマスになると、この広場にはイエス様誕生 の場面の人形が多数置かれ、大変賑やかとの 事である。 毎週日曜日の正午には、法王様の 姿を拝見出来るとか。 この広場はなんと、30 万人を収容出来る。 法王様を守る衛兵が入り口を警備している。 縞 模様のユニフォ-ムはミケランジェロがデザイン したものを、現在も使用している。 衛兵はスイス人で、しかも代々ここを警備した子 孫でなければならないとか。 衛兵の交代を見学 出来たのはラッキーだった。 広場を一通り撮影したところで、いよいよ待望の サン・ピエトロ大聖堂に入っていく。 サン・ピエトロ大聖堂 世界最大の規模と豪華さを誇る、カトリック教会 の大聖堂である。 現在の建物は16世紀以後 のものだが、その前身となったのは4世紀のコ ンスタンティヌスの聖堂である。 紀元後313年にキリスト教徒となった最初の 皇帝コンスタンティヌスは信仰の証として、バシ リカ(聖堂)の建設を命じた。 聖ピエトロに捧 げられたこの聖堂は、暴君ネロによって逆さ磔 (はりつけ)にされたというピエトロ殉教の地に 建てられた(349年)。 1546年に再建の命を受けたミケランジェロは、 彼独自のデザインで建設を始めた。 さらに、 デラ・ポルタやカルロ・マデルノらに工事は引き 継がれ1626年に完成した。 この間に様式は ルネッサンスからバロックへと移り変わった。 最も有名なのは、ピエタの礼拝堂であろう。 ミ ケランジェロが最初のローマ滞在中に制作した 若き日(25歳)の傑作、ピエタ像が安置されて いる。 フランス人枢機卿フェツェンザックの依 頼を受けて、1499年に完成した。 この作品 によって、ミケランジェロは天才として世の注目 を集めるきっかけとなった。 1972年に像の一部が破壊されるという事件 があり、現在は防弾ガラスによって守られて いる。 台座が高くて、イエス様の顔が見られ ないのは残念である。 サン・ピエトロ広場 サン・ピエトロ大聖堂ドーム ※追加画像は下記をクリックして下さい。 オベリスク・サン・ピエトロ広場へジャンプ ジャンル別一覧
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